【NEW】 肺炎球菌ワクチン〜元気なときこそ予防対策が大切です!〜
数十年前までは日本人の3大死因というとガン、心臓病、脳卒中、と言われていましたが、近年では脳卒中の代わりに肺炎が3位になっています。
理由は食の欧米化や生活習慣の変化といった基本的なことが主な原因だそうです。
日本人がかかる肺炎の中でも最も原因になりやすい「肺炎球菌」による感染症。特にからだの抵抗力(免疫力)が低下している人などが肺炎球菌に感染しやすいのです。
肺炎の主な症状は、せき、発熱、たんなど、かぜの症状と似ていると考えられがちですが肺炎と風邪は異なります。
風邪だと思っていたら実は肺炎になっていて、そのまま放置してしまい重症に至ることもあるのです。
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今回のワクチン接種には対象者が設けられています。詳しくは受付までお問い合わせ、ならびに院内掲示物をご覧ください。尚、対象者接種期間は今月(2017年3月末)までとなっておりますのでお早めにお申し付けください。
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臨床検査室より〜脳波検査でわかること〜
臨床検査室では昨年末に病院内の情報電子化に伴い新しく検査機器を導入しました。
脳波機器も新しくなり多くの患者さんの診断に役立っています。
脳は活動にともなって常に微弱な電波を出しています。
さて、その電波を記録することによってどのような病気を見つけることができるでしょうか?
通常は脳腫瘍やけいれんの診断に用いられますが、意識障害の程度や抗てんかん薬の効果を見てゆくのにも有用です。
また、肝臓病などで特徴的な脳波がみられますので、診断に大いに役にたちます。
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当院の脳ドックでは脳波をはじめ、頭部MRI検査などの結果とあわせて診断します。こちらも是非ご利用ください。
●Aコース37,000円 ●Bコース45,000円 《詳しくは受付まで》
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野菜摂取で胃腸の疲れをリセットしましょう!
忘年会にクリスマス、お正月の次は新年会。年末年始の行事に忙しさ同様、胃腸も大忙しではなかったでしょうか。
好きなものを食べることはとても幸せな気分になりますが健康のことを考えるとそうもいきませんよね。
特に若い世代には野菜が不足しがちです。
野菜にはビタミン・ミネラルなど体の調子を整え、機能を正常に維持する大切な栄養素を多く含みます。
野菜に含まれる食物繊維は便通を良くする効果や、糖の吸収を緩やかにして食後の血糖値の上昇を抑える効果があるとされています。
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また、コレステロールの吸収を防げる働きがあるので、動脈硬化の予防効果が期待されます。
さらに、低エネルギー、低脂肪の野菜は、食事の最初に食べると満腹感が得られることから食べ過ぎ防止にも効果的です。
栄養の事で悩んだら当院栄養課までご相談ください。
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平成28年12月中旬より電子カルテを稼働致します。
当院では12月中旬より電子カルテを導入致します。
患者様の記録を紙に保存するのではなくコンピュータで保存する電子カルテは、患者様へのサービスの向上、医療の質の向上、医療の安全性の向上を目的としています。
過去の診療情報との比較や、検査結果・放射線画像などを容易にパソコンに表示することによって、より分かりやすい説明を受けることができます。過去の病歴やお薬の内容がすぐに確認できるのも最大の魅力でしょう。
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その他、コンピューターで管理することによって情報の共有化ができるためカルテの準備が素早くできます。
しばらくは慣れない作業のため、診察時間の遅れや、待ち時間が長くなる事が懸念されます。大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
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管理栄養士と一緒に食事改善を!!
ふだんの食事では好きなものを何も考えずに食べていませんか?
からだのケアには偏食になりがちな「食習慣」や食事の「質」を見直すことが第一歩です。しかしなかなか踏み出せないのが悩みの種。
当院栄養課では、栄養・食生活についての個別相談から“からだにいいものを食べる”を皆さんと一緒に考えます。
食生活状況をお聞きしながら、その方にあった食事内容、食べ方、調理法を提案します。生活習慣病を食事改善で治していきたい、家族の病気を改善するための食生活が知りたい方から、疾患がなくとも今の食生活に不安がある方にもお勧めしております。
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日々の食事を管理栄養士とともに栄養相談や調理指導で健康管理してみませんか。
毎月第4火曜日14:00〜15:00、予約制にて4階喫茶ブロッサムで行っています。また個別指導も承っていますのでその際にはご相談ください。
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医療ソーシャルワーカーが医療相談に応じます。
医療ソーシャルワーカー(MSW)を御存じでしょうか。
病気やケガに伴って生じる生活上の問題に対する福祉の専門職です。
よくある相談は、治療や療養生活に関することで退院後の心配、介護の不安。医療費の支払い、介護にかかる費用。そのほか介護や看護など在宅のサービスについて、リハビリの継続のための施設、療養や介護の施設がある病院や施設、各種の社会保障制度をより詳しく…など、これらの抱える不安や問題の解決についてお手伝いすることができます。
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突然の病気や怪我で日常生活を送ることが出来なくなる・・・そんな時MSWが問題解決のために解決策を一緒に導き出すお手伝いをいたします。
医療や福祉、保健制度や介護保険などのことで、「どうしたらよいのだろう・・・」の相談には当院のMSWをご利用ください。
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ジェネリック医薬品ってどんな薬?
「ジェネリック医薬品」という言葉をよく聞きませんか。
先発医薬品の特許が切れた後にそれと同じ有効成分で製造、販売される医薬品のことです。研究開発に要する費用が低く抑えられることから薬価を抑え、安価で手に入るようになったのです。
もちろん厚生労働省が定めた厳しい基準・試験により先発医薬品と同等の品質です。ジェネリック医薬品には、形や味、大きさ、服用性、使用感の改良など新しい技術を用いて工夫を施しているものもあります。
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例えばバリアフリーを重視した包装、表示への工夫からつまみやすく口に運びやすいなど。お子さまが飲まれる粉薬などはより飲みやすいように味を加えるなどの今までの不満が解消されるのです。
ジェネリック医薬品は医療用医薬品のため医療機関での処方のみとなります。詳しくはかかりつけの医師や薬剤師に相談ください。
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知っておこう「カビ」知識!
長く続いた梅雨も終わり夏本番を迎える時期となりました。
連日続いた雨に悩まされながらの高温多湿の環境、と言えば気になるカビの発生でしょう。
今年もお困りになった方はいるのではないでしょうか。カビが活動する温度は5℃〜35℃で20℃〜28℃の間でピークとなり、さらに湿度が60%になると活動が活発化を始めます。
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カビによる疾患は、カビの胞子がアレルギーを引き起こし、症状としては気管の炎症、ぜん息などがあります。
また、アレルギー性鼻炎、アレルギー性皮膚炎、アレルギー性結膜炎などがあるので知っておきましょう。カビを繁殖させない対策の基本は「換気」
「除湿」「掃除」です。換気を良くし除湿、水分の付着をできるだけ避ける事が有効です。
カビによるアレルギーは当院耳鼻咽喉科へご相談ください。
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自然の中で健康促進 〜リハビリ菜園活動のご紹介〜
病院北側に約200坪にわたる農地があるのをご存知でしょうか。
ここでは無農薬栽培にこだわり季節ごとの野菜を栽培しています。
安全な有機肥料、自然に合う井戸水を利用することによりストレスのない環境で育った農産物は格別です。
この菜園目的はリハビリの一環としての園芸療法を兼ねていて、作業計画立案からはじまり、種まき・草抜き・収穫・調理・食事の工程を作業療法士がサポートしながら、デイケア利用者さんや各施設入所者さんに楽しんで頂いています。
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野菜作りはリハビリの手段の一つとして注目されていて、植物を育てることにより自然の変化を身体で感じ取れ、さらに運動不足の解消や身体機能の改善、認知症予防といった効果に期待できます。
当院では医療、介護を通し様々な活動から皆様の健康促進に努めています。 |
健康豆知識 〜食の時間栄養学〜
腹時計?と言われるように時間栄養学に基づいた体内時計があるのを御存じでしょうか。
食べる順序とか、いつ食べたらよいのか重要なポイントがあるのです。食べる順序としては、炭水化物を食べる前に野菜を先に摂取します。
それにより血糖値が急速にあがらずインスリンの分泌が抑えられ、血糖が脂肪に変わりにくくなります。
また、何をいつ食べればよいのか内臓の活動する時間帯に適した食事をします。
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朝は肝臓の働きが活発なので脂質を多めにとり、そして糖質、タンパク質もしっかりと。昼は胃の働きが活発なのでタンパク質をとりましょう。
夜は肝臓の働きが弱くなるので脂肪分の多い食品は控えて野菜中心のあっさりとした食事にします。
バランスよく食品を選び、食べる順序や食べる時刻も考えて健康維持に工夫してみてはどうでしょうか。 |
頚部エコー検査について
頚動脈エコー検査は血管の動脈硬化を調べる検査です。
主に動脈壁の硬化や狭窄あるいはプラーク(隆起性病変)の有無をみる検査です。
エコー検査ではプラークの状態、つまり石灰化しているような硬いプラークや血管内の潰瘍性病変やあるいは はがれて脳にとんでゆきやすい軟らかいプラークなどの性状がよくわかります。
この動脈に異常があると脳の血管に何ら異常がなくても一過性脳虚血発作や脳梗塞の原因になることがあります。また、めまいやふらつきの原因にもなります。
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エコー検査により動脈硬化を早期発見することで高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病 の予防やひいては脳梗塞などを未然に防ぐことができます。
症状がなくても40才以上になったら是非定期検査をおすすめします。 |
耳鳴りの症状を知ろう!
耳鳴りの代表的な症状はキーンという金属音のような音であり、これは高音であるだけに色々な音の中でもストレスがたまりやすい音として知られています。
耳鳴りの特徴は慢性的に上記のような音が鳴っていること、その音は本人にしか聞こえないこと、一般に難聴とともに出現することで、この病態は軽い不快感から不眠、ときにうつ状態など大小のストレスを引き起こしうるのです。
さらに脳にも問題が起きている可能性として脳梗塞の予兆、過度の疲れが脳に作用している、単に老化が原因、突発性難聴の始まりなどがあります。
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耳鳴りは治療困難であるため、近年では「耳鳴りを気にならない音」 として認識させ、苦痛を取り除こうとするTRT(TinnitusRetrainingTherapy)アプローチもあります。
自覚症状がある方は早めに耳鼻咽喉科に受診しましょう。 |
身体のバランスを評価しましょう 〜重心動揺検査の紹介〜
ヒトは知らず知らずのうちに身体のバランスを保っています。
その身体のバランスの保持の状態を客観的に表現したのが重心動揺検査です。
めまいの症状は目がグルグル回る、頭の中のふわふわ感、頭が重い感じ、ふらつきなどがあり、原因の多くは鼓膜の奥の内耳の異常ですが、耳の不調ばかりではなく、脳の異常、様々な病気、ストレスや体調不良なども考えられます。
重心動揺検査は、そのような症状からくる平衡障害の診断を目的とした検査のひとつで、平衡障害の原因が内耳にあるのか、脳からくるめまいなのかでの鑑別と、めまい、ふらつき、平衡障害の経過観察、治療効果の判定に有用です。
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検査は非常に簡単で2〜3分程度で終わります。
転倒予防のための静止バランスのチェックにも役に立ちますので、是非受けてみてはどうでしょうか。 |
最新型MRIを導入致します!
●新年明けましておめでとうございます。本年も職員一同よろしくお願いいたします。
当院では、診断精度の向上の為、最新鋭の3テスラMRI装置を導入し1月より運用を開始すべく、現在念入りな調整を行っています。
今回導入したMRI装置は、県下では初導入の最新バージョンであり、最新の臨床ニーズ及びルーチン検査に応えることのできる3テスラMRI装置です。
超高磁場(3テスラ)により、近年まで主流であった1.5テスラに比べ2倍の信号が得られるため、従来よりも短時間(20〜30分かかっていた検査が10〜15分)
で、より鮮明に病変を確認することが出来ます。
また、技術向上により広い検査空間を確保でき、患者様にもリラックスして検査を受けて頂けます。
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充実した医療機器で早期発見・早期治療、当院では、医療機器の充実にも力を注いでいます。 |
脳ドックを受けてみませんか!?
日本人の死亡原因の第3位となっている脳卒中(脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血)は危険因子を把握しても脳の病変まで知ることはできません。
これらの病気は発症してからでは遅く、発症を防ぐための予防が大切です。
検査の主役となるのはMRIです。これらの検査で発見の対象となる病気は、自覚症状のない脳梗塞をはじめ、未破裂動脈瘤、脳腫瘍、脳動脈奇形や認知症などです。
高血圧、糖尿病、肥満、あるいは家族に脳卒中になった人が居るなどの危険因子がある人は、自分の脳の状態を知る貴重な機会です。
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苦痛はほとんどありませんので、40才を過ぎたら一度は脳ドックを受けてみてはいかがでしょうか?
当院では平成28年1月からは現在よりさらに進化した新型MRIが稼働いたします。 |
最新型CT装置を導入しました!
当院は最新型CT検査機器を9月25日より運用を開始しました。
この装置は皆さまに安心して検査を 受けていただけるよう装置の開口径が従来のものより広くなり、撮影時間が大幅に短縮しました。
これに より、全身の各臓器の情報を短時間でさらに精確に得ることができます。
長い息止めができない高齢者の 方や子どもにも苦痛が少なく、きれいな画像を撮ることが可能です。頭部、腹部だけでなく、 心臓領域でとくに威力を発揮するので狭心症や心筋梗塞の原因となる冠動脈の狭窄・閉塞
の状態が精確に把握でき、治療が進めやすくなります。
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この機器は県内でも 設置している病院は少なく、新製品としては県内初になります。
他にも 新機種の医療機器を多数そろえ、皆さまの健康維持と病気の早期発見・治療 のため、医療技術の発展に努めています。 |
「お散歩カフェ」OPEN!!
最近は付加価値を持った喫茶店が人気を呼んで特化した客層をターゲットにした店舗をよく見かけます。
そこで近頃全国に登場しているのが「認知症カフェ」。
認知症カフェは、認知症の人やその家族、各専門家や地域住民が集う場として提供され、お互いに交流をしたり、情報交換をしたりすることを目的として 近年急増しています。
坂出市も市内5か所に設置することになり、その一店舗に当病院が選ばれ先月オープンする運びとなりました。
店舗名は「お散歩カフェ」。お散歩に出かける気分で気軽に参加して頂けるよう名づけました。
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「お散歩カフェ」は、認知症の方と家族を支える新しい心のよりどころ、そして地域の人々が直接認知症の方と交流できる場所です。
毎月第1金曜日に開店 していますのでお気軽にどうですか。お待ちしております。
当院では認知症への理解を深める為の普及、啓発の促進をしています。医療・介護の提供から、認知症サポーターの養成、活動を支援します。 |
ストップ 脳梗塞!前触れ・前兆を見逃さないで!
推定患者数約92万人で、そのうち年間7万人が死亡するという怖い病気「脳梗塞」。
脳梗塞は脳の血管が詰まり 脳細胞が壊死し、最悪の場合、命を落としたり、助かったとしても深刻な後遺症を残すことが多い病気です。
脳梗塞には前触れ 前兆があります。
●片腕の力が”だらん”とぬけた
●目の半分が“ぱっ”と見えなくなった
●舌がもつれた
●歩きづらく片側に倒れそうになった
●顔が歪んで口元がしびれた など
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TIA(一過性脳虚血発作)とは、脳の血管に血栓が詰まるものの血栓が短時間のうちに自然に溶け、血流が再開する病気です。
上記のような病状が起こり、すぐに(通常2〜30分)消えたら、TIAかもしれません。
「ちょっと変だな・・・」と思っているうちに症状が消えても、安心せず、お早めに医師の診断を受けましょう。前触れ・前兆を見逃さないために。 |
「骨折」に対する固定術
近年、骨粗しょう症による骨折が年々増加傾向にあります。
骨粗しょう症は骨の中がスカスカの状態となり、骨がもろくなる病気です。
そうなるとわずかな衝撃でも簡単に骨折してしまいます。 骨折した場合、骨がずれていなければそのまま固定安静で、ずれている場合は元の正常な位置に皮膚の上から手で戻す整復固定をします。元に戻らず不安定な場合は手術による内固定になります。
当院の整形外科手術では、股関節、手関節、足関節、指等の骨折についてはピンニングといった固い針金で固定する方法や、ネジの形をしたスクリューで固定、そしてプレートを使った固定方法を実施しています。
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手術は医師2名、看護師その他スタッフ3名が十分の経験はもちろん、最新医療機器も導入し、安全安心確実に医療を提供しています。なお、骨粗しょう症早期発見の為の検査機器も導入しています。 |
「VSRAD」で早期認知症発見を!
医療機器には大小様々な検査機器があり、その中でも全身検査用のCT、MRI等は有名です。 その反面、ひっそりと裏方的役目を果たしている検査機器もあるのです。
今回は認知症診断支援システムを用い脳の萎縮度をみる早期アルツハイマー型認知症検査ソフトウエア「VSRAD」についてのご紹介です。
この「VSRAD」はMRIを用いた画像を解析し、早期アルツハイマー型認知症を診断支援するものです。
通常のCT、MRIなどの画像上では早期の診断は難しく評価できませんが、「VSRAD」で解析する ことにより、これまで難しかった早期の認知症診断が可能となりました。
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そしてこの解析結果によって、 リハビリや薬調整をしながら症状の進行を遅らせる可能性が期待できるようになったのです。もの忘れが 気になられる方はどうぞご相談下さい。 |
5月12日は「看護の日」
あるスポーツ選手が言いました。「皆さんの応援があったのでここまで頑張ることが出来ました。本当に感謝します。」
ある人が言いました。「看護師さんがいてくれたので安心しました。ありがとう!」
私たちの業務は本当に過酷で精神的にも肉体的にも厳しいことが多々あります。しかし私たちはこの言葉で何度でも生き返ります。
この気持ちは看護師だけでなく、リハビリや管理栄養士などの他職種にも深く浸透し、1+1が2以上の新たな力を産み出しました。
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西山グループでは病院・施設内はもちろんのこと、併設学院での 看護教育等、充実させた看護で、患者様の自立を支援しています。
また、退院後も安心して有意義
な生活を送って頂けるよう訪問介護、訪問リハビリ、通所リハビリテーションを行っています。 |
“先輩”の背中を見て育つ
毎年四月は新生活の時期です。今年度も当院では新しい顔ぶれがそろいます。
毎年2〜3月に行われる試験に合格し、はれて専門職としてスタートします。
社会に出て一先ず安心と思いきや医療の 現場は日進月歩であり、常に時代に応じた技術が求められます。
さらに近年では専門性を高めるべく、専門、認定、 と名のつくスペシャリスト育成にも力を入れており、当病院職員も学会発表や技術大会、専門資格、認定資格等に
取り組み良い結果を残しています。
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個人のスキルアップを全員のスキルに繋げ、そしてより
良い仕事をすることで患者さん、利用者さんに選ばれる魅力ある病院であること。そんな環境を今月入職する新しい仲間
にも伝えていける、“親の背中”ならぬ“先輩の背中”を磨き上げ、更なる向上心をもてるように指導したいと思っています。 |
〜冬の季節、肌荒れ多発!その原因とは?〜
暦の上ではもう春が来たとはいえまだまだ寒い日々が続きます。
この時期、外出等で気になるのが顔や手の 乾燥ではないでしょうか。
肌がカサカサしてひどいときにはひび割れを起こします。
乾燥の原因は、気温や 湿度の低下により角質層の水分が継続的に低下した状態によるもので、肌が乾燥するとバリア機能が低下し、 ちょっとした刺激にも過敏に反応してかゆみを生じやすくなるのです。
加齢による新陳代謝も原因の一つで、 衰えると健康な肌の状態が失われていきます。現代では文化の多様化が進み、その影響もあって食生活の変化、食品栄養素の減少、ストレスの増加など、さまざまな要因で身体的影響に関わってきます。
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一般的に、お肌に良いと言われている栄養素はたくさんあり ますが、特に良いと言われるのはビタミンA、B、C、E、セラミド、α-リノレン酸、亜鉛などが挙げられます。そのほか、常日頃の洗顔、保湿、栄養管理にも気をつけることが大切です。
●当院では毎週木曜午後より、香川大学医学部付属病院から隔週で窪田教授、森上医師が
診察を行っています。お肌に関するお悩み、トラブル等は是非ご相談下さい。 |
〜健康診断の「尿たんぱく」について〜
健康診断の尿検査を受けたとき尿中にタンパクがみつかることがあります。
検査結果記載欄に(+)や(−)が 書かれていることにお気づきでしょうか。
そこで「尿たんぱく(+)」??と疑問に思ったことはありませんか。
尿中のたんぱくの有無を調べる検査で解ることは腎臓が正常に働いているかどうかです。
これが(+)と記載 されている場合は陽性であり腎機能に障害が起きて濾過しにくくなっているのです。
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激しい運動のあとなどでは少量のたんぱくが排出されるのはよくありますが、もっとも厄介なのが、 このタンパク尿が原因で 腎臓に病気をもたらしても、症状には現れずに進行する
ところです。
そして 油断していると機能低下により尿を作ることや、血液をきれいにする事ができなくなり貧血、高血圧の 症状の原因となりうるのです。
健康診断の尿検査で「尿たんぱくが陽性」となった場合は必ず再検査を受けましょう。 |
しかっり咀嚼(そしゃく)で噛む健康
● 新年明けましておめでとうございます。本年も職員一同よろしくお願いいたします。
さて昨今、お正月になるとお餅をのどに詰まらせたニュースをよく耳にします。喉に物が詰まる原因は、
飲み込むタイミングが上手くできなくなり、喉と気管に誤って入ってしまうことです。
その他、噛む機能の低下、
また唾液の分泌量が減ることも加わり、食事が喉に詰まったり、飲み込み難くなったりします。
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特にお餅は食べ物の中でも粘着性が高いので注意が必要です。ゼリーで喉を詰まらせる
といった事故例もありますので、食事の際には一口で30回しっかり噛むことを目標に生活習慣
改善を心がけましょう。
嚥下困難防止以外にも、顎を鍛える、脳が活性化できる、肥満防止
などといった「噛む健康」を身に付けて楽しく食事、いつまでも健康で新年を迎えましょう♪ |
冬の感染症にご用心 〜ノロウイルス流行シーズン到来〜
ここ数年、寒い時期になると流行するノロウイルス。
ノロウイルスはウイルス性食中毒の原因物質で、また感染性胃腸炎の原因物質のひとつです。
実はこれらによる感染性胃腸炎や食中毒は一年を通して発生していて特に冬季に多いのです。
感染ルートは手指や食品などから経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。
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ノロウイルス性食中毒の場合は食後12〜48時間に症状が現れ、軽症の場合は気持ちが悪い程度ですが重症になると発熱、呼吸器症状を伴うことがあります。
症状は1〜3日、その後自覚症状がなくなってからもウイルスの排泄が続く事もあるので吐出物や排便等にも引き続き注意が必要です。
家庭内の予防策としては、食品の十分な加熱、手洗い、嘔吐物の処理(消毒)を確実に行う事、特にノロウイルス患者の嘔吐物には大量のウイルスが含まれています。
消毒方法として汚染物を85℃で1分以上の加熱や、0.1%次亜塩素酸ナトリウムによる消毒が最も効果的です。 |
青 春 塾 〜認知症短期集中リハビリテーション〜
当院デイケアでは認知症リハビリの一環として回想法と称した「青春塾」を実施しています。
回想法とは、過去の懐かしい思い出を語り合ったり、誰かに話をしたりする事で、脳の活性化や情緒の安定化が期待できると言われている心理療法の一つです。
デイケアの利用者様が元気で働いていた高度成長期にあたる昭和30年代。 それをイメージした部屋を、4階リハビリ室の一角に設けています。
馴染のある道具を見たり、触れたり、実際に動かしたりしていると、活気に満ちていたあの時代の香りや、色濃く残る建物、物などを思い出し、訪れた方は当時の懐かしい風景を存分に楽しんでいることでしょう。
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興味のある方は是非一度足を運んでみてください。きっと何か新しい(懐かしい)発見に出会う事と思います。 |
タバコってこんなに怖い !!
タバコの煙には、約200種類の有害物質と約60種類の発がん物質が含まれています。
3大有害物質といわれる ニコチン・タール・一酸化炭素は、血管を収縮させたり身体を酸欠にするので、心筋梗塞や脳卒中・胃潰瘍・喘息・ 歯周病などの原因や悪化につながり、肺がんをはじめとする様々ながんの発症などほとんどの病気と密接な関わりがあります。
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禁煙がむずかしい理由は、禁煙が「ニコチン依存」という薬物依存症の一種だからです。
現在は、ニコチンガムやパッチ(貼付剤)、内服薬など禁煙補助剤を用いて身体的依存からくる つらい症状を緩和しながら、禁煙治療が行えるようになっています。
禁煙にはきっかけが必要で すが今がそのチャンスです。
当院では毎週水曜日に禁煙外来を行っていますので是非ご相談下さい。 |
手足の筋肉のつっぱりで不便を感じていませんか? 〜ボツリヌス療法のご紹介〜
脳卒中後の一般的な後遺症に痙縮があります。
後遺症の65%以上が発症すると言われている痙縮は、 筋肉を動かす神経の障害から生じる症状で、筋肉が異常に緊張した状態です。
この症状を和らげる 為、当院ではこの痙縮に対する治療法としてボツリヌス注射療法を取 り入れています。
ボツリヌス療法は、ボツリヌストキシンという薬剤 を投与する治療法になります。
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このボツリヌストキシンは筋弛緩剤で、 筋肉を収縮させる神経信号をブロックすることにより、筋肉の収縮を 抑える効果があります。
詳しくは担当医までお申し付けください。 |
悩まず、抱えず、なんでもお話し下さい。 〜医療ソーシャルワーカーの紹介〜
社会福祉士及び精神保健福祉士の資格を持ち医療ソーシャルワーカーとして仕事をしている、和泉 と申します。
普段生活される上でいろいろな悩みをお持ちの患者様や、ご家族様の問題解決の お手伝いをさせて頂いています。
具体的には入院中の金銭面でのご相談や、不安に思っておられる ことを他職種や行政を含めての橋渡をしながら一緒に考えていくことが主な仕事です。
もちろん病院の敷地内だけではなく、近隣の病院や施設等と連携を図り、活動の エリアを広げております。
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退院後のご相談にも応じられますので、どこかでお見 かけになりましたらお気楽にお声掛けください。
どんな些細なことでも構いません。 悩まず、抱えず、一緒に考えていきましょう。 |
安全に、おいしく、満足してお食事できるように。 〜嚥下造影検査の紹介〜
食事をとる際、むせる、飲み込みづらい等の問題のある患者様や、誤嚥性肺炎を起こす可能性のある患者様 に対して、当院では専門的な摂食・嚥下の検査・治療及びリハビリテーションを実施しています。
更に詳細な 検査が必要とされた場合には嚥下造影検査を行っています。
嚥下造影検査とは実際に食べ物や飲み物を食べて いただき、飲み込むまでの間きちんと食道を通過しているか、気管に混入はしていないかと飲み込みのようす
を確認します。
これらの検査結果から飲み込みに効果的なリハビリテーションと、安全なお 食事の提供へとつなげています。
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摂食・嚥下障害は、栄養障害や肺炎の発症など生命予後に 直結し、また、介護負担の増大にも繋がります。食事の際によくむせる、飲み込んだ後に のどに違和感がある、こんな症状がある方に是非お勧めします。 |
眼の検査をより詳しく! 〜最新眼底カメラ機器導入〜
昔から、目を見ることで体の病気がわかることが知られています。
眼の白い部分(結膜)が青白ければ貧血を 疑い、結膜が黄ばんでいたら肝臓病を疑います。
さて今回は、目の中の「眼底(がんてい)」を見て何がわかるか、 というお話です。
眼底とは眼球の内面の部分で、そこには光や色を感じる網膜や、網膜が感じた情報を脳に送 る視神経乳頭、網膜に栄養を与える血管などがあります。
眼の黒い部分にある「瞳孔」 から透明な膜(角膜)を介して眼底カメラで眼の奥を写すことにより、高血圧、糖尿 病性網膜症、緑内障、網膜剥離、腫瘍など、いろいろな体の病気や目の病気を発見するきっかけになります。
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特に糖尿病性網膜症や緑内障は自覚症状が出る前に診断できるので、是非とも一度受けてみてはいかがでしょうか。 |
私たち、新人職員です! よろしくお願いいたします(^_^)/
先月より新年度がスタートしました。当院では今年も多数の新入職員を迎え、職種も看護師、理学療法士、 作業療法士、社会福祉士と多岐にわたり入職しました。
新入職員に対しては各部署で専門の新人研修を実施し、 業務上の指導や社会人生活のスタートに伴う精神的なサポートを先輩職員が指導、さらに新しい取り組みとして
卒後教育プログラムの実施による、将来を見据えたスペシャリストを育てる取り組みをはじめています。
西山脳神経外科病院では職員信条として、一歩でも患者さんの気持ちに近づきもっと深く満足していただける 病院を目指しています。
全職員が医療看護の向上はもちろんのこと、患者さんの立場にたった笑顔のサービスを 提供できるよう、小さなことほど丁寧に、当たり前のことほど真剣に、患者さん一人ひとりに本当によかったと
思っていただきたいと考えています。 |
西山病院グループ 〜四国中央医療福祉総合学院・看護学科〜 が始まります!
西山脳神経外科病院グループのひとつに四国中央医療福祉総合学院(愛媛県)があります。
本学院は理学療法 ・作業療法・言語聴覚といったリハビリ系学科に加え、介護福祉・社会福祉・精神保健福祉など福祉系の 学科も備えた総合的な医療・福祉の専修学校です。
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今春、新しく看護学科が加わりました。
在学中からあらゆる 多職種との関わりが持てる環境は、看護師を目指す上で、単一学科だけの 学びではなし得る事の出来ない価値があります。
3年間の期間を効率的・集中的 に活用して社会に貢献できる人材を育成する、卒業後すぐ現場で力を発揮で きるなど、多彩な学科を持つ本学院の特色は、机上の学びだけではない、臨床
経験に基づいた「生きた学び」を教育の中で実践できる環境です。
>>詳しくはホームページをご覧ください。 |
お薬の飲む時間?
病院や薬局でもらうお薬には「食前」「食間」「とんぷく」などと書かれていることがありますが、これらは お薬を飲むタイミングを指示しています。
お薬の効果を十分に得るためには、効果が阻害されない、思わぬ 副作用を起こさない、また体内の目的の場所でもっとも効果が発揮されるよう、適切なタイミングで飲む必要があります。
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また、服用時間は薬の血中濃度も考慮して 決められていますので、それより低いと効果が現れず、高すぎると副作用などの心配があるのです。
薬を飲んでから数時間 たつと薬の血中濃度はだんだん下がってきます。
これが下がり きらないうちに次の薬を飲むことによって、血中濃度を一定 レベルに保つことができるのです。 |
歩行時の安全を守る。〜その人にあった靴選び〜
安全にかつ快適に歩くためには靴選びが重要です。
一般的に革靴は、革底の柔軟性が乏しいために足が 疲れやすく、アキレス腱や土踏まずに負担がかかります。
またサンダル、スリッパ、パンプスのような 履物は、いずれも歩行中に脱げやすいので、捻挫をおこしやすく長時間の歩行には不適当です。
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●高齢者の靴の選び方・・
高齢者の足は骨格の変化や筋肉の衰えなどで両足を開いたままの歩行と なり、歩幅も狭く、すり足状態になります。
またリウマチや外反母趾な どで足が変形していたり、爪白癬(つめはくせん)のために爪が変形し ていることが多く見られます。
したがって、爪先部はゆったりしたもの で足首まで包む深物が良く、また歩行が不安定なうえ骨折しやすいので底材は滑りにくいものを 選ぶとよいでしょう。
転倒予防のためにも、高齢者向けに考えられた介護靴のご使用をおすすめします。 |
ご存じですか?日本での死因第3位は肺炎です!
肺炎の自覚症状には一週間以上続く「発熱・咳・痰・呼吸困難・胸痛」などがあります。
細菌やウイルスなどの病原微生物が肺に入り感染し、肺が炎症を起こしている状態ですので抵抗力が 弱い高齢者や慢性の病気を持っている方などは、治りにくい傾向があります。
たとえ空咳だけが続いたとしても肺炎の可能性がありますのでそのままにせず、必ず病院で受診しま しょう。
肺炎の診断法は、問診・胸部のレントゲン・血液検査などを行います。
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●肺炎予防対策には・・・
■規則正しい生活を ■喫煙者は禁煙を ■誤嚥を防ぎましょう ■口の中を清潔に ■持病(基礎疾患)を治療する ■肺炎球菌ワクチンを接種する |